スキーツアーの中には、ウェアレンタルを安く利用できるものがあります。現地でスキーウェアを借りたいと考えている人はスキーツアーを活用すると費用を抑えられますが、選び方を工夫すればさらにお得に利用できるでしょう。
ウェアレンタルに関わる部分でどのようなサービスがあるのかを把握しておくとツアー選びの役に立ちます。
スキーウェアは荷物としてかなり嵩張るため、スキーに行くときには邪魔になってしまいます。価格も決して安くはないので、普段からスキーに通っている人でないとウェアを買ってもあまりコストパフォーマンスが良くないかもしれません。
その点に着目してスキー場ではウェアレンタルがよく行われています。周辺のスキーショップやホテルなどでもウェアレンタルが行われていますが、その費用も決して安くはないでしょう。レンタル費用を節約したいと考えたらスキーツアーが魅力的です。
スキーツアーでは旅行会社などのツアー企画を立てている業者が、スキー場やスキーショップなどと提携していて割引でウェアレンタルを利用できるようになっているものが多いからです。1割から2割程度の割引になるのが通例で、日帰りツアーでも宿泊付きのツアーでも借りることができます。
また、オプションサービスとなっているので、ツアーに参加する人が全員レンタルしなければならないわけでもありません。家族や友人たちと参加するときに自分のスキーウェアで滑ることにこだわりがある人と、現地で借りた方が簡単だと思う人が混ざっていても一緒に行けます。
ウェアは現地調達と決めたときには、お得にスキーに行けるようにウェアレンタルが便利で安いツアーを探してみましょう。
ウェアレンタルをする前提でスキーツアーを選ぶときにはレンタルの費用だけでなく、手順も比較検討しておきましょう。現地に到着してからどのような流れでウェアを借りられるかによって、どれだけスキーに使える時間を長く確保できるかが異なります。
特に、到着後すぐにスキー場に行く形になっているスキーツアーの場合には、ウェアを持っている人に比べてスキーを始めるまでにかなり時間がかかってしまうリスクがあるので注意しましょう。スキー場に併設されているレンタルショップで借りられるなら比較的短い時間で済みますが、ホテルや周辺のスキーショップまで行かなければならないと往復の時間がかかります。
バスツアーの場合にはバスで連れて行ってもらえるかもしれません。しかし、新幹線ツアーやマイカーツアーなどの場合には往復の交通手段も自分で手配しなければならないでしょう。シャトルバスを利用しなければならないようなケースで、バスの本数も少ないと何時間も無駄にしてしまうかもしれません。
到着してからすぐにスキー場に行くならスムーズに借りられるプランになっていることを確認しておきましょう。
レンタルしたウェアは返却しなければなりません。どのような返却方法を選べるのかも確認しておくと役に立ちます。スキー場で借りて返せればそれで十分かもしれませんが、ホテルやスキーショップで借りた場合にはわざわざ返却に戻らなければならないこともあるでしょう。
例えば、ホテルで宿泊をしてチェックアウトした日も滑りたいという場合が該当します。ホテルで返却しなければならないと、帰りはスキー場から直接帰れれば良いのに、一度ホテルに寄って行かなければならないということになります。
もっと切実なのは、スキーショップで借りた場合に、営業時間が短くてナイターまで滑りたいのに早めに引き上げて返さなければならないというケースです。原則としてレンタルしたウェアはそのホテルやショップなどに持って行って返却するものです。
しかし、中には後日に宅配便などで返却しても良いという対応をしてくれるところもあります。ツアー会社側がショップやホテルと交渉してくれている場合もあるので、返却方法も確認して便利なものを選びましょう。
スキーウェアをレンタルするときにはセットで借りるとお得になります。スキーツアーのオプションになっているウェアレンタルは基本装備がセットになったプランのことがほとんどです。スキー、またはスノーボード、ウェア、ゴーグルというのが基本で、場所によってはグローブや帽子もレンタルできるようになっています。
何が必要かを先に考えておいて、どのスキーツアーに申し込むかを考えましょう。ウェアのみのレンタルでも割引料金が適用されるツアーもあれば、全装備を揃えないとお得にはならないツアーもあります。スキーのみのレンタルでも大丈夫なツアーも多いですが、割引率は基本装備を全て揃えた方が高めになっている場合がほとんどです。
レンタル料がどのように設定されているかもよく調べて、できる限りお得に利用できるようにしましょう。
スキーツアーにオプションで付帯しているレンタルサービスは、ツアー期間中ずっと借りるのを前提にしていることがあります。プランとして滞在期間中にスキー以外のこともできるようになっている場合には、いつスキーをするのかも考えておきましょう。
そして、スキーをするときだけレンタルできる形になっているかを確認するのが大切です。三日間の滞在で一日しかスキーをしないのに、三日間借りなければ割引料金にならないのでは全く意味がありません。広告の上では明確に書いていなくてわかりにくい場合もあるので、ツアー会社に問い合わせて期間を短くできるかを確認しておきましょう。
スキーツアーならどれでもレンタルサービスがあるかというとそうではありません。あくまでツアー会社がサービスとして行っているものなので、プランによってはウェアレンタルが割引にならないので注意しましょう。ただ、ウェアもスキーも自分で持っていくという場合には、あえてウェアレンタルがオプションになっていないプランを選んだ方が良い可能性もあります。
割引にする契約をホテルやショップなどと行うために、ツアー会社が幾らかのお金を支払っているケースもあるからです。そのお金はツアーの参加料金に上乗せさせることになるため、オプションとしてレンタルサービスがない方が安上がりな場合もあるのです。