浦和美園駅周辺在住の人がスキーツアーに行きたい場合はどうしたらいいか?

近年、駅周辺の急速な開発が進む埼玉高速鉄道・浦和美園駅の周辺エリアの開発が進んで、住宅地として人気が高まっています。高速道路のインターチェンジが近くにあるため車があれば個人で冬にスキーに行けるものの、車がなければスキーツアー(新幹線・バス)を利用するしかありません。そんな時、浦和美園駅からツアーに参加できるのでしょうか?それとも周囲の大きな駅まで向かう必要があるのでしょうか?

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浦和美園駅は2001年に開業した埼玉高速鉄道の北端駅(発着駅)で、埼玉高速道路は基本的に地下鉄ながらこの駅だけは地上に駅が存在します。2001年の開業時点では、駅の周囲に日韓W杯の会場で浦和レッズのホームスタジアムでもある埼玉スタジアム2002しかないないような状態でした。

しかし、2006年に駅のそばにイオンモールができた事で利便性が大きく向上し、それ以降は一気に駅周囲の宅地・商業地開発が進んでいき、移住者が年々増加しています。一方、駅から少し離れると周囲は自然が豊かなため、この辺りに家を購入したり借りたりするとサッカー観戦・買い物・自然との触れ合いなど様々な事を楽しめるエリアです。

埼玉高速鉄道の浦和美園駅は東京メトロ南北線との交互乗り入れを行っているため東京都心から乗り換えなしでアクセスできます。そして、駅周辺の人口もどんどん増えていますが、まだターミナル駅周辺エリアほどの集客力はないため、浦和美園駅発のスキーツアーはほとんどない状態です。

それでは、浦和美園駅周辺エリアの人が冬にスキーツアーに行きたい場合、どの駅に向かったらいいかというと、電車やバスにて大宮駅に向かうという形になります。大宮駅まで行けば、群馬・新潟・長野など幅広い地域のスキー場に向かうスキーツアーに参加する事が可能です。

埼玉高速鉄道の浦和美園駅周辺からJR大宮駅に向かうには3つの方法があります。一番楽で所要時間が短くて済むのがバス移動で、浦和美園駅西口のバス停から国際興業バスの大宮駅東口行きバスに乗車すると40分弱で大宮駅まで到着します。

バス料金は片道700円くらいかかりますが、交通費を安く済ませたい場合は電車で大宮駅に向かうという手もあります。電車で大宮駅に向かう場合は浦和美園駅から埼玉高速鉄道に乗って東川口駅でJR武蔵野線に乗り換え、南浦和駅に着いたら今度は京浜東北線に乗り換えるという形です。

2回の乗り換えが必要になりますが、この形だと運賃は片道約500円で済み、所要時間は40から50分ほどになります。その他、タクシーで向かうという方法もありますが、大宮駅まで10km強あるため、片道3,000円から4,000円ものコストがかかるため、基本的にはおすすめできません。

スキーをする時間を長くとりたい場合は近場が良いといえますが、その際に一番おすすめしたいのは越後湯沢駅・GALA湯沢駅周辺のスキー場に向かうツアーです。その中でも、JR直営のスキー場「GALA湯沢」は駅直通のため、駅から歩く必要がまったくありません。

所要時間も新幹線では大宮駅から最短1時間弱で、天然雪での滑走ができます。スキー場の規模も湯沢町の多数あるスキー場の中で圧倒的で、初心者から上級者まで幅広い人達が楽しめます。また、駅ビル内には温泉施設から飲食店・土産店などあらゆるものが揃っており、至れり尽くせりの日帰りスキーツアーを実現させる事が出来る場所です。

さらに、ガーラ湯沢駅の手前に位置する越後湯沢駅のそばにもツアーで行けるスキー場がいくつかありますが、この駅の周囲には風情ある温泉街の風景が広がります。近代的な雰囲気のガーラ湯沢駅とはまったく違う良さがあり、日帰り入浴可能な宿も多いためスキーを終えたあとに立ち寄るのも良いでしょう。

その他、かぐらスキー場など駅から離れた山奥のスキー場の中には11月下旬から営業をスタートするところもあり、早い時期から滑りに行く事ができます。

越後湯沢エリアと並んで大宮から近いのが軽井沢方面のスキー場です。その中で、JR軽井沢駅の南口の近くに位置する軽井沢プリンスホテルスキー場は関東の中でも特に営業開始が早いスキー場として知られ、人工雪を利用して11月初めから営業を開始します。

それに合わせて各社のスキーツアーもスタートするため、人工雪で構わないなら12月まで待ちきれないような人には大変おすすめの場所です。所要時間についても大宮駅から「はくたか」という新幹線に乗ると約40分という速さのため、家を出てから最短1時間ほどで着くという点も魅力といえます。

軽井沢プリンスホテルスキー場は人工雪中心ですが、早い時期から軽井沢にて自然雪の上を滑りたい場合は方法があります。軽井沢駅から直通のシャトルバスが用意されている軽井沢スノーパークは、駅前より標高が300mくらい高い山奥に位置し、雪が降りやすいスキー場です。

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新宿駅などの大規模な駅そばにはバスターミナルから全国各地に向かう高速バスが出ているように、大宮駅そばのバスターミナルからバスツアーに出る事も可能です。バスツアーに関しては、新幹線の駅が近くにない魅力的なスキー場に行きたい場合にかなり便利な存在といえます。

そして、日帰り新幹線ツアーと違ってバスの1泊スキーツアーにはホテルの宿泊料金も含まれますが、素晴らしいホテルに個人旅行で行くより安く泊まれます。

スキーツアーは、新幹線に安く乗れたりリフト料金が安くなったり、色々なメリットがあります。一方、個人で乗り物に乗る場合は団体割引が適用されませんが、団体行動がどうしても苦手な場合は、所沢市の屋内スキー場「狭山スキー場」に行くのも良いでしょう。

こちらに電車で行く場合は何回も乗り換えが必要になりますが、所要時間は最短80分以内です。具体的には、まず浦和美園駅から電車に乗って東川口で武蔵野線に乗り換え、新秋津駅まで向かいます。この駅の改札を出て約300m歩き、今度は秋津駅より西武池袋線にて西所沢駅に向かい、西所沢駅から西武狭山線に乗り換えて西武球場前駅で下車すると、駅のすぐそばに狭山スキー場の建物がそびえたっています。

こちらも室内気温をコントロールできるため営業開始が早く、10月下旬から滑れますので、電車の乗り換えが面倒でなければ行ってみる価値はあるといえます。